FF5のアビリティは大きく分けて「乱れ打ち」や「黒魔法」等の『コマンドアビリティ』と、「両手持ち」や「ラーニング」といった『非コマンドアビリティ』の2つに分けられる。
今回は非コマンドアビリティの中でも初見でわかりにくい要素である「◯◯装備」とその使い方、相性の良いジョブを解説していきたい。
剣装備
- ナイトLv6
- 累計ABP:690
- ステータス補正:力47
- 剣、騎士剣が装備出来るようになる
「エクスカリバー」や「ラグナロク」といった強力な攻撃力を持つ剣、騎士剣が装備出来るようになる。
剣、騎士剣自体が種類も豊富で使いやすく、「ブラッドソード」のような変わり種もあるため戦略の幅が広い。
おまけに力の補正値も非常に高く、力47は「格闘」に次いで二位。
剣の中でも物理攻撃を一定確率で回避出来る「ディフェンダー」が装備可能になるので、他の物理火力アビリティより攻防一体なのが特徴。
いたれりつくせりで使い勝手の良いアビリティに違いはないのだが、いかんせん累計ABP690が足を引っ張る。
最初からナイト一筋でも習得は第二世界中盤~終盤頃になるし、この時期のナイトは魔法剣士の下位互換のような性能なので攻略向けとも言い難い。
またどうせ習得するなら狩人累計ABP600「乱れ撃ち」、忍者累計ABP690「二刀流」、魔法剣士累計ABP680「魔法剣Lv6」という物理最強格アビリティも立ちふさがる。
それでも辛抱強く適時ジョブチェンジしながら第三世界序盤で習得出来ると「ディフェンダー」「エクスカリバー」「ブレイブブレイド」入手時期と重なり恩恵を受けやすい。
相性の良いジョブ
- 魔法剣士
- 騎士剣は魔法剣OKで力も上がる。盾を捨てる「両手持ち」より安定感が高い。
- 忍者
- 「佐助の刀」と「ディフェンダー」で物理回避の鬼に。「ツインランサー」よりも固い敵に強く、前列に出しやすくなる。
- 踊り子
- 命中率の低い「ブラッドソード」を「踊る(剣の舞)」で必中に出来る。「剣の舞」は相手防御力の影響を受けるため防御1/4効果のある「ルーンブレイド」も好相性。属性武器の「フレイムタン」「アイスブランド」「エクスカリバー」も弱点属性なら防御無視。カンストダメージも狙いやすい。
- シーフ
- 「ディフェンダー」で強気に前列配置。シーフで物理火力と回避を両立させられる数少ない組み合わせ。
- モンク
- 「エクスカリパー」の攻撃力100をそのまま「蹴り」の威力に乗せられる。「ブレイブブレイド」なら驚異の150上乗せ。ただし使い勝手は後述の「刀装備」に、蹴りの最高火力は『両手持ち剣装備ものまね』に負ける。
- ものまね師
- 「両手持ち」「剣装備」で「蹴り」を「ものまね」。モンクよりも高い火力が出せる。「ブレイブブレイド」ならレベル80くらいで9000突破するので「カイザーナックル」すら不要になる。ちなみに「すっぴん」と違いアビリティ枠が一個余るので、「カウンター」が出てしまい蹴りをものまね出来ない際も「黒魔法」や「時空」といった適当なアビリティでフォローが効く。あるいはモンクをあえてマスターせず「格闘」を三枠目にセットすることで、「カウンター」のリスクを更に下げる事も出来る。*1
- 青魔道士
「ブラッドソード」の命中率を「ラミアのティアラ」でフォロー。あるいは攻撃力最高の「ブレイブブレイド」*2で「ゴブリンパンチ」。どちらも魔法攻撃で小人状態でも威力が落ちないので後述の『小人盾』を存分に活かせる。
槍装備
- 竜騎士Lv3
- 累計ABP:560
- ステータス補正:力42
- 槍が装備出来るようになる
槍自体が「ジャンプ」とセットで運用する事が前提のような武器で特殊効果や独自性にも欠けているので、竜騎士以外のジョブでは槍のメリットを活かしづらい。
最強武器の「飛竜の槍」も単純なダメージ期待値では「アメノムラクモ」に、竜族特攻もカテゴリ弱点*3が複合する「竜のヒゲ」に負けやすい。
とどめに必要な累計ABPも560と大変重い。
せめて第一世界から入手可能で時期的には非常に強力な「ジャベリン」がすぐ使える程度に軽ければ…。
相性の良いジョブ
- モンク
- ジャベリンで「蹴り」は第二世界で使えるなら強力コンボ。第二世界で使えるなら。本当に第二世界で使えるなら。
- ものまね師
- 「すっぴん」を除けば、竜騎士以外で「槍装備」「ジャンプ」が出来る唯一のジョブ。確実性は下がるが「ジャンプ」をセットせずに「ものまね」で代用し、他のアビリティをセットする事も出来る。
刀装備
- 侍Lv4
- 累計ABP:280
- ステータス補正:力43
- 刀が装備出来るようになる
刀装備による最大の恩恵は「正宗」装備時のいわゆる先駆け効果*4。
ピクリマでは戦闘開始時のATB初期値がランダムなため、『必ず初手を取れる』先駆け効果は他のアビリティでは決して得られずメリットが大きい。
また最強の刀「アメノムラクモ」は期待値が全武器中でもトップクラス、次点で強力な「村雨」も第三世界飛空艇入手直後から「アメノムラクモ」に迫る火力を得られる。
力の補正値も良く、単純な物理強化アビリティとして見ても「刀装備」は地味ながら強力。
「◯◯装備」にしては累計ABPも高くないのも嬉しい。
欠点は第二世界で強い刀が手に入らない事。物理補助としては主に第三世界で輝くアビリティと言えるだろう。
相性の良いジョブ
- 忍者
- 「正宗」で先駆けながらもう片手に持った「村雨」や「アメノムラクモ」で先制高火力。先駆けなくても期待値の高い刀と左手「佐助の刀」で攻防一体、両手に期待値の高い刀でリターン重視、とカスタマイズ自在。
- モンク
- 「正宗」で先駆けながら「蹴り」で全体攻撃。「カイザーナックル」と競合するせいで「エルメスの靴」が装備出来ない弱点を見事に補完。ピクリマモンクの最強コンボ。
- 時魔道士
- 「正宗」で先駆けながら「時空」でバフ・デバフ。時空魔法は魔力も属性強化も関係ない。
- 青魔道士
- 「風切りの刃」に風属性強化があり、エアロ系がパワーアップ。力が上がるので「ゴブリンパンチ」とも好相性。「戦う」でなければ「かまいたち」もクリティカルも発生しないが、魔道士系にしては体力があって盾も持てるので前列で戦ってもいい。「エアナイフ」入手までは使える。
- 踊り子
- 「剣の舞」にもクリティカルが乗るので好相性。火力では「格闘」に劣るが、雑魚戦で最も脅威度の高いモンスターに先駆けて隊列無視の「剣の舞」を叩き込めるのがメリット。
- ナイト
- 「正宗」で先駆け「守り」。物理完全シャットアウトを狙うなら。
斧装備
- バーサーカーLv2
- 累計ABP:500
- ステータス補正:力45
- 斧とハンマーが装備出来るようになる
癖の強い武器である斧とハンマーが装備出来るようになる癖の強いアビリティ。斧の特性として相手の防御を1/4に計算出来るが、命中率がよろしくないため安定感が低い。
力の補正値が高い、隊列無視武器がいくつかある、「ラミアのティアラ」で命中率をフォロー出来る、魔力依存の計算式を持つ武器がある等の理由から意外と魔道士系と相性が良い。ただし習得は時間がかかる上にバーサーカー自体の使い勝手の悪さもあってなかなか困難。
相性の良いジョブ
- 時魔道士
- 「大地のハンマー」の地震で全体攻撃。地震が出なくても密かに隊列無視武器なので火力も落ちない。
- 白魔道士
- 上に同じ。黒魔道士や召喚士よりも攻撃手段に乏しい白魔や時魔が好相性。
- シーフ
- 「大地のハンマー」「トールのハンマー」が隊列無視なので力の補正値も相まって『戦えるシーフ』に。*5
- 忍者
- 「デスシックル」二刀流で追加即死狙い。とはいえ忍者はそんな博打を打たなくても普通に強いのだが。
- 踊り子
- 「剣の舞」は必中だが敵の防御に干渉しないため、命中率が低いが防御1/4計算の斧は噛み合っており好相性。踊り子が装備可能なリボンやレインボードレス、赤い靴には必中効果が追加されており、通常攻撃でも低い命中率をカバーしながら火力を上げる事が出来る。隊列無視斧なら苦手な対アンデッドも対応可能に。
- 青魔道士
- 強力な武器だが扱いが難しい「ルーンアクス」。
命中率を「ラミアのティアラ」でフォローしつつ高い魔力で火力が出せる、他の魔道士系と違い盾が持てるので比較的前列で戦える、という噛み合った運用が可能。「格闘」+「ルーンブレイド」より手間はかかるが火力も1.25倍程度出せる。 - 薬師
命中率がフォロー出来る「ラミアのティアラ」装備可能ジョブの中では「飲む」のおかげで比較的前列に出しやすい。追記:「ラミアのティアラ」に命中率補正がないのでこれと言って好相性でもない。- 狩人
- 命中率を「狙う」でフォロー出来る…のだが、狩人の力がそこそこ高く武器攻撃力にも後列武器にも困っていないので、活かすとすれば高防御の敵相手に確実に通したい場合か。「どくろイーター」相手とか。
弓矢装備
- 狩人Lv3
- 累計ABP:195
- ステータス補正:力40、素早さ36
- 弓矢が装備出来るようになる
物理最強アビリティ「乱れ撃ち」を習得するついでのアビリティと侮るなかれ。FF5の弓は隊列無視だけでなく追加効果も精鋭揃いで攻撃力も高く、弓という武器自体が非常に強力なのだ。第一世界で「キラーボウ」「暗闇の弓矢」、第二世界で「疾風の弓矢」、第三世界で「与一の弓」等々の高性能でワンランク上の武器が常に使えるメリットは大きい。さらにピクセルリマスターからカテゴリ弱点に必中だけでなく倍率二倍の補正が入ったため、遠距離弱点が刺さる相手にはとことん刺さる武器に。ステータス補正も非常に優秀で、特に素早さ36はシーフの「ちょこまかうごく(40)」に次いで高い。
おかげで弓矢を担ぐだけでなく、素早さブーストだけ目当てで普段はいつもの武器とかでも全く問題ない。もちろんエイビス系相手に「エイビスキラー」、暗闇目当てで「暗闇の弓矢」と持ち替えて手札を増やす事も出来る。
「弓矢装備」一つで本家「狩人」と同等の戦闘能力が引き継げるため、メインアタッカーからサポート役まで幅広く使っていける優秀なアビリティである。特に魔道士系にとっては後列武器に素早さ補正と力補正、「ラミアのティアラ」で弓の弱点たる命中率をフォロー、と相互に弱点を補い合う強力なシナジーを形成している。
相性の良いジョブ
- バーサーカー
- 後列を狙ってしまうターゲットミスを弓の隊列無視が、バーサーカーの鈍足を素早さ補正がフォローしてくれる。また「疾風の弓矢」はコマンドアビリティが使えないバーサーカーで「乱れ撃ち」が使える唯一無二の手段でもある。職歴で見ても狩人で「弓矢装備」習得→弓矢装備バーサーカーで「バーサク」習得→バーサク狩人で「乱れ撃ち」習得、と無駄のない転職が出来る。
- モンク
- バーサーカー程ではないがモンクも鈍足、「蹴り」と噛み合う後列武器、「蹴り」の威力アップ、カウンターで追加効果狙いの手数増加と非常に相性が良い。
- 黒魔道士
- 高い素早さ補正で全体攻撃をばら撒けるためとても相性が良い。元々盾が持てないので両手武器も気にならず、
「ラミアのティアラ」で命中率もフォロー可能。「アスピル」習得までの省エネ運用にうってつけ。ただし弓矢と属性強化ロッドを適時持ち替える必要がある点は注意。 - 召喚士
- 黒魔道士と同じメリットに加え、全体攻撃しか持たず単体相手に燃費が悪くなる「召喚」との噛み合わせが非常に良い。「タイタン」主軸の第二世界なら「大地の衣」で強化出来るので武器持ち替えも必要ない上に、地属性無効の敵は遠距離カテゴリ弱点持ちも多く、あらゆる点でジャストフィット。
- 白魔道士
- 力補正、素早さ補正、後列武器と白魔道士に足りない攻撃面の穴を完璧に埋めてくれる。
- 時魔道士、赤魔道士
- 素早く補助魔法撒き。撒き終わったら弓でサブアタッカーに。
- シーフ
- 火力不足を補いつつ後列から安全に戦える。本家狩人+「盗む」構成よりもちょっぴりだが素早く動ける。
- 風水士
- 「地形」の不確実性を通常攻撃でフォローしたいところだが、ベルは「大地のベル」までずっと「ギヤマンの鐘」しかないという穴埋めに。素早さアップも「地形」の先制攻撃と回数増加に役立つ。ピクリマ版の「ルーンのベル」に隊列無視効果が追加され、後列からの通常攻撃も合格点の火力となったため、力と素早さを同時に上げられる弓矢装備はちょうど良いところ。
- 吟遊詩人
- 「愛の歌」も「誘惑の歌」も「レクイエム」も効かない相手に。少なくとも竪琴よりはダメージが出せる。
- 薬師
- 「ヘイストドリンク」で手数を増やし「力の薬」「英雄の薬」で火力アップ。「格闘」と違い弓なら前列に上げなくて良いので「巨人の薬」「プロテスドリンク」の手間が省ける。
- 踊り子
- 「与一の弓」クリティカル「剣の舞」でカンストダメージ。「疾風の弓矢」は「踊る」だと「乱れ撃ち」が出ないがそれでも十分高火力。「剣の舞」は元々隊列無視だが、苦手な対アンデッドを後列「戦う」で安全に対応可能になるのが最大のメリット。
- 侍
- 第二世界の刀が弱すぎる期間でも「疾風の弓矢」なら戦えるので侍のABPを稼ぎやすい。後列に下がれる上に「白刃取り」があるので盾を捨てても耐久はなお高い。第三世界で強い刀を入手するまでは役立つ。
相性の悪いジョブ
- 忍者
- 力補正も素早さ補正も忍者と同等、弓矢が両手武器でせっかくの二刀流も無意味と如何せん相性が悪い。忍者用の後列武器なら後述の「鞭装備」で。
ロッド装備
- 時魔道士Lv7
- 累計ABP:530
- ステータス補正:なし
- ロッドと杖が装備出来るようになる
ロッドと杖の両方が装備可能になるので「癒しの杖」で回復したり属性ロッドを折って魔法攻撃、といった要処に合わせた持ち変え運用が可能。
ピクリマ版のロッド折りは全体攻撃時も威力が半減しないため黒魔法より強力で、購入費用がかかるデメリットも習得の遅さから第三世界での活用となるだろうのでさほど気にならない。少なくとも「ぜになげ」よりは安く済む。
「ムーバー」相手に「炎のロッド」、「ネクロマンサー」「シング」相手に「賢者の杖」で必中殴り等、ラストフロアのABP稼ぎで意外と役に立つ。
「ワンダーワンド」で「リターン」、「賢者の杖」で「レイズ」、「力の杖」で「バーサク」と、覚えておくといざという時に小回りが利くだろう。
更に「モーニングスター」等の後列攻撃可能な鎚矛系も装備可能に。
杖自体の武器性能も、後列OKで実質攻撃力90・聖属性攻撃の「裁きの杖」、アンデッド8倍撃が光る「賢者の杖」と意外と侮りがたい性能だ。
小回りが利くため意外と便利なアビリティだが、ステータス補正がない上に習得した時空Lv6をあえて付けずにそれをやる価値があるか、と言われればそれまでだが。
相性の良いジョブ
- 吟遊詩人
- 魔力と素早さが高く意外とポテンシャルが高いため、手札が増えて対応力が上がる。
- 風水士
- 上と同じ。「地形」よりは安定した攻撃手段が得られる。
- 白魔道士
- 単純に「黒魔法」をつけても属性強化が出来ない。ロッド折りなら属性強化可能。
鞭装備
- 魔獣使いLv3
- 累計ABP:160
- ステータス補正:力37、素早さ25
- 鞭が装備出来るようになる
鞭は弓矢と同じく遠距離カテゴリの後列武器だがこちらは片手武器。更に『麻痺』や「ファイガ」といった追加効果が強力なのも特徴。特に麻痺は鞭以外で与える手段が少ないのでサポート役が使えると非常に役立つ。習得が比較的簡単なのもありがたいが、第二世界では鞭のレパートリーが少ないのが残念。その分第三世界で非常に強力な鞭が揃うのでそこからが本番。なおステータス補正の素早さ25は極めて活かしにくい。
武器としての強さやステータス補正の面で言えば「弓矢装備」の方が優秀なのだが、「鞭装備」なら追加麻痺とついでに習得出来る「操る」でサポート力に優れ、「ファイアビュート」があるので魔力が高いジョブと相性が良く、マスター特典も狩人より魔獣使いの方が簡単で体力が高い分だけすっぴんに上乗せされる。そのため「弓矢装備」は物理職が、「鞭装備」は魔法職(特に魔法系サポート役)が寄り道して習得するアビリティとして優れている。
相性の良いジョブ
- 忍者
- 後列で忍者のひ弱さをフォローしつつ手数の多さで追加効果をより多く狙える。弓矢装備と違い二刀流が活きるのも◎。
- シーフ
- 素早く麻痺を撒きつつ火力も出せる『戦えるシーフ』に。
- 時魔道士、白魔道士
- 手持ち無沙汰を解消しつつ「ファイアビュート」で火力の高いファイガが狙える。「電撃鞭」も好相性。「大地のハンマー」と同じだが鞭装備の方が斧装備より習得しやすい。
- 赤魔道士、吟遊詩人
- ひ弱・そこそこ素早い・そこそこの魔力・自前の攻撃手段がない、と上記のメリットを全て享受出来る。
- バーサーカー
- 弓矢装備と違い盾が持てる。素早さ補正も15→25と一応機能する。
- 青魔道士
- 「マインドブラスト」習得までは鞭の麻痺が非常に頼りになる。習得後は高い魔力で「ファイアビュート」を生かしつつ、後列武器で盾を捨てないので「ホワイトウインド」の回復量をキープする戦法が強力。
- 召喚士
- 「ファイアビュート」で燃費の悪さを解消。素早さ補正も23→25と一応機能する。
- ナイト
- 後列+盾で物理に過剰なほど強くなれる。
- モンク
- 追加麻痺を「カウンター」でばら撒きつつ蹴りの威力を高められる後列武器。
相性の悪いジョブ
- 踊り子
- 弓矢のクリティカルと異なり鞭の追加効果は「剣の舞」で発動しない。スマホ版等で『ファイアビュート+剣の舞』が猛威を振るったための修正だろうか。それでも種族特攻や遠距離カテゴリ弱点は機能するし、後列武器でアンデッド対策にもなるので全く相性が悪いというわけではない。
竪琴装備
- 吟遊詩人Lv2
- 累計ABP:75
- ステータス補正:素早さ32、魔力35
- 竪琴が装備出来るようになる
はっきり言って竪琴自体は「アポロンのハープ」以外に見るべきものはない。魔力35も悪くはないが黒魔法Lv1や召喚Lv1の方がすぐ習得出来て補正値も高い。このアビリティの真価は『安く習得可能な素早さ補正』にある。素早さ32は狩人に次いで早く、全ジョブで見ても上から五番目。鈍足ジョブに竪琴装備を付けるだけで手数の増加が見込める。
低コストなアビリティ一個で敵からの被弾リスクを下げる事が出来る。いぶし銀のような仕事をしてくれるアビリティだ。
相性の良いジョブ
- 召喚士、黒魔道士
- 素早さアップによる手数増加の恩恵を大いに受けられる。
- 時魔道士
- 補助魔法が終わったらロッド折りやコメット、メテオでパワーを出そう。
- バーサーカー
- 素早さと魔力補正の両面から「ルーンアクス」という高火力武器のポテンシャルを引き出せる。「大地のハンマー」にも。
- 魔獣使い
- 「ファイアビュート」の手数と「ファイガ」の火力を同時に上げられる。
- 侍
- 「風切りの刃」の手数と「かまいたち」の火力を同時に上げられる。侍を第二世界から育てて「刀装備」を習得しておけば、第三世界を「正宗」で無双出来る。
- ナイト
- 素早さと魔力補正の両面から「ルーンブレイド」という魔剣のポテンシャルを引き出せる。強い騎士剣が多い時期だが「ルーンブレイド」の汎用性が高く見た目よりずっと優秀なため、魔道士系ジョブがナイトに寄り道するなら悪くない選択肢。
相性の悪いジョブ
盾装備
- ナイトLv4
- 累計ABP:190
- ステータス補正:なし
- 盾が装備出来るようになる
防御的なアビリティ。左手が空いてるジョブなら生存力が大幅に上がる。小人が盾を持つと盾の回避率が2倍になるテクニック『小人盾』を利用して、魔道士系につけて小人化して物理をシャットアウトしても良い。小人化しても魔法や魔法武器は普通に使える。盾の中でも特に「イージスの盾」が高性能なのに魔力補正もあり非常に優秀なので、魔道士系がこれを装備可能になるメリットは意外と大きい。
鎧装備
- ナイトLv5
- 累計ABP:340
- ステータス補正:なし
- 重鎧、軽鎧が装備出来るようになる
物理防御を上げるだけなら「盾装備」というライバルがいるし、鎧に着替えるという事は「力だすき」や「黒のローブ」を脱がなければならないという事だし、「分身」や「白刃取り」といった回避アビリティも存在する中でわざわざ付ける価値があるのか大変疑問なアビリティ。
「盾装備」と「剣装備」の間が空きすぎるための調整アビリティか?
相性の良いジョブ
- モンク、忍者
- 盾を装備したくないジョブ。どうしても前列で戦いたくて物理防御を上げたい人はどうぞ。*6
リボン装備
- 踊り子Lv3
- 累計ABP:400
- ステータス補正:なし
- 「リボン」「レインボードレス」「赤い靴」「マンイーター」が装備出来るようになる
状態異常耐性が多く能力値補正も優秀な「リボン」が装備出来るようになるアビリティ。
直接的なステータス補正はないがお目当ての「リボン」のおかげで実質全ステータス+5補正と言っても良い。
「マンイーター」もセットなら全ステータス+7。
また「リボン」、「レインボードレス」、「赤い靴」、リボン装備ではないが「ラミアのティアラ」も含めてこれらは物理命中率を高める効果がある。
特に「ラミアのティアラ」は第一世界終盤から使えるので覚えておいて損はない。
追記:「ラミアのティアラ」に命中率補正がなくなっている。
相性の良いジョブ
- 忍者
- 「リボン」と「マンイーター」で高いステータスを更に補強出来る。
なお「ダンシングダガー」の「魅惑のタンゴ」はいわゆる剣の舞装備*7でも置き換わらない。追記:Ver1.0.8から置き換わるようになったので思う存分ダンシング出来るように。 - モンク
- 防御面を耐性でフォローしながら「マンイーター」装備で「蹴り」の威力を上げられる。リボンの力加算や命中率補正も◎。
- 竜騎士
- 「マンイーター」は「ジャンプ」で二倍なので種族特攻と合わせて決まれば強い。数少ない竜騎士とシナジーを形成するアビリティ。
- バーサーカー
- 斧の命中率の低さを「リボン」でフォロー。バーサーカーでも使えて直接命中率に効くのは「リボン装備」だけ。Ver1.0.8から置き換わるようになったのでバーサーカーも「ダンシングダガー」で「剣の舞」狙いが現実的に。またバーサーカー、というか「バーサク」の特徴として「リボン」では得られない『混乱耐性』を自前で持っている。「エルメスの靴」も組み合わせれば後は「小人」「ゾンビ」しか穴がない、状態異常耐性の高い戦士になれる。
- 狩人
- 命中率補正・状態異常耐性・ステータス加算が全て機能する。狩人自体の自己完結性が高すぎるが故に、アタッカーとしての性能を伸ばそうとしても他のアビリティではここまで噛み合わせが良くならない、という消極的な面もある。
- ナイト
- 「守り」中でも追加の状態異常は防げないし、盾役のナイトが状態異常に強くなるメリットも大きい。ついでに「ブラッドソード」の
命中と威力を上げられるのも嬉しい。魔法攻撃なので命中は上げられない。 - 魔法剣士
- 狩人と同じく自己完結性が高いので単純な「リボン」の耐性とステータス加算が適合する。「両手持ち」と比べて火力は落ちるが安定感に勝る組み合わせ。
- 白魔道士
- 「リボン」の優秀な状態異常耐性をヒーラーが得るメリットはとても大きく、パーティに安定感を与えてくれる。「ホーリー」の燃費が良いので「金の髪飾り」との競合を気にせずに装備出来る。
- 風水士
- ダメージ床や落とし穴をケアしたい時のピンポイント起用の際にオススメ。「エアナイフ」「大地の衣」と部位が別なので属性強化の邪魔にならない。