ピクセルリマスター版FF5あれこれ

ピクセルリマスター版FF5についてあれこれ書きます

【ジョブ考察】ピクリマ狩人がFF5を終わらせる


狩人。FFシリーズでもお馴染みの軽戦士系ジョブである。
元々強いジョブではあるのだがピクセルリマスター版FF5においてその価値が更に上昇している。しかしながらただなんとなく狩人にジョブチェンジするだけではそのポテンシャルを発揮させづらい。
なぜ価値が上昇しているのか?どうすればそのポテンシャルを最大限発揮出来るのか?
当記事ではピクリマFF5でも特殊な立ち位置にいるジョブ『狩人』を掘り下げた有効活用法を紹介したい。

基礎スペック

習得
火のクリスタル

ステータス

体力 素早さ 魔力
40 25 36 19
6位 13位 4位 14位タイ

力と素早さが高く、体力が低い。軽戦士系ジョブの中では力がトップで攻撃性能が優秀。

装備

装備可能武器
弓矢、短剣
装備可能防具
戦闘帽子、軽鎧、腕輪

習得アビリティ

Lv 名前 効果 能力補正 必要ABP 累計ABP
1 !動物 森の仲間を呼ぶ - 15 15
2 !狙う 命中率アップ - 45 60
3 弓矢装備 弓矢が装備出来るようになる 力40素早さ36 135 195
4 !乱れ撃ち 4連続攻撃 - 405 600

狩人の戦術

狩人はFF5屈指の万能職

狩人の性能で何よりも特筆したいのはその万能さだ。ステータス面では力が充分量あって素早さもトップクラス、体力と魔力が低いのが弱点だが魔力は戦士系ジョブにとってほとんど関係ないし、低体力も後列配置である程度フォローが効いている。後列配置を支える弓矢も攻撃力・特殊効果共に粒揃いで、命中率こそ低いものの自前のジョブコマンド「狙う」である程度フォロー可能。高い素早さと攻撃性能のおかげで厄介なモンスターに先手で痛撃を与えられ、結果的に被弾を抑えてパーティに安定感をもたらしてくれる。ピクリマから実装された『カテゴリ弱点は必中に加えダメージ2倍補正』も、元々遠距離カテゴリの弓矢を担ぐ狩人には純粋な強化ポイントとなっている。そして遠距離カテゴリ弱点の相手は結構多いため、与ダメ期待値が意外と高い。
狩人の性能を総括するならば「先手必勝」や「疾風怒濤」という表現が似合うだろう。基本的に欠点らしい欠点の方がないと言っても良い、それぐらい狩人は万能なジョブなのだ。

サポート役も大得意

狩人の強さは優秀なステータスと弓矢という武器の強力さに支えられており、その自己完結性の高さ故アビリティによる補強を必要としていない。すなわち貴重なアビリティ枠を自由に使えるという事であり、FF5の強すぎるサポートアビリティを使いこなすにもうってつけのジョブなのだ。
「調合」や「白魔法」で回復補助も出来るし、「青魔法」「操る」で無力化を狙うのも良いだろう。中でもオススメは「時空」。強力無比なバフ「ヘイスト」だが、半端なサポート役では撒き終わった後に暇を持て余してしまう。しかし元の攻撃性能が高い狩人ならその心配もなく、その後の展開も非常に良い。その素早さのおかげでヘイストの初手も早く、パーティ全体の殲滅力も向上する。「テレポ」や「リターン」も切り札として使えるし、属性強化も魔力も関係ないので狩人自身は物理特化した装備が可能。狩人と時空は何かと噛み合わせが良い。
時魔道士含めたサポートジョブに後述の「弓矢装備」が相性良い事もあり、サポート役のキャラを狩人にジョブチェンジしてサポート兼サブアタッカーとして活躍させるのも賢い選択だ。

強力アビリティ「弓矢装備」と「乱れ撃ち」

狩人にジョブチェンジする最大の目的はアビリティ「弓矢装備」と「乱れ撃ち」の習得である。
弓矢装備はセットすると力補正だけでなく素早さにも高い補正がかかるため、弓矢という武器の優秀さも含め非常に有用性が高い。サポート力は高いが貧弱なジョブにセットでいきなり俊敏剛腕サブアタッカーになれるし、モンクやバーサーカーといった鈍足ジョブの素早さを最高峰にしつつ後列武器を持たせる事も出来る。弓矢、力補正、素早さ補正の3点がほとんどのジョブで有用なため腐る事が少なく、習得して損しにくい万能アビリティとなっている。

そしてもう一つの目的が「乱れ撃ち」だ。こちらはほとんどの物理職にとって最高火力を出してくれるものであり、特にピクリマVer1.1.1では物理最強ビルドが後述の『素手乱れ撃ち』なため、習得価値が以前よりはるかに高くなっている。狩人自身がその自己完結性の高さゆえに火力を大きく伸ばすアビリティを付けにくいというネガティブ要素も持っているため、利害得失の点でも物理アタッカーは他の戦士系ジョブより優先して狩人をマスターしてしまいたい。

なぜ初見では狩人の有用性に気付きにくいのか?

ステータスの優秀さや使い勝手の良さに初見で気付きにくい理由は3つ。『狩人入手直後の弓の弱さ』『相性の良いアビリティのわかりにくさ』『強い弓の入手に知識がいる』の3点だ。
ジョブ入手直後に担ぐ「銀の弓矢」は命中率を加味すると同時期の武器としては並以下であり、炎・氷・雷の三色弓矢も付け替えの手間を考えれば魔法剣の方が使い勝手が良い。この時期で強い物理強化アビリティ「両手持ち」との相性の悪さもあり、入手直後は魔法剣士に大きく遅れを取ってしまう。弓矢が揃い出すのがレアドロップの「暗闇の弓矢」にレア盗みの「キラーボウ」「疾風の弓矢」から、という点も初心者に優しくない。「二刀流」や「魔法剣」との相性の悪さもあり、アビリティに何を付けて火力を伸ばせば良いのかわからず、結局第三世界に入って強い弓矢が揃っても狩人の出番はない…というのがよくあるパターンだろう。あるあるなのだがこれが非常にもったいない。

では狩人を使いこなすには?

サポート役ルートであれば特に悩む必要はない。狩人に「青魔法」や「時空」等をそのまま引き継ぎ、「弓矢装備」習得とともに別のサポートジョブに転職すれば良い。
問題は「乱れ撃ち」習得を狙うアタッカールートである。上記の通り狩人は火力を出すためのビルドが非常にわかりにくく、直接的に火力が伸びるアビリティは下記の6つしかない。一癖も二癖もあるアビリティ揃いのため、狩人転職ないし効率的な乱れ撃ち習得を見据えて計画的に習得したい。

相性の良いアビリティ

火力面

格闘
付けるだけで力が10上昇。火力向上は1.17倍程度とさほど高くないが、習得が簡単・使いやすい・わかりやすいと他のアビリティより使い勝手が良い。下記のアビリティがない場合の最低限はこれ。
カウンター
「疾風の弓矢」以外の追加効果全てがカウンターで発動する。その疾風の弓矢も純粋な攻撃力が同時期の武器より高いため実効性が高い。盾や「エルフのマント」等で回避するとカウンターが発動しないため、基本的に攻撃素通しな狩人との相性がとても良い。低体力故にHP管理には気を配りたい。
バーサク
ランダムターゲットだが攻撃力1.5倍。モンスターにも前列・後列の概念があり通常の武器では後列を攻撃して与ダメが減るリスクがあるが、弓矢の隊列無視なら関係なし。カウンターと違い全ての弓矢が問題なく機能する上に、素早さ故にターンが回りやすい狩人のコマンド待機時間がゼロになるのも強み。三色弓矢や種族特攻弓矢を持ち替え出来ないのが欠点。
飲む
「ヘイストドリンク」「力の薬」「英雄の薬」と火力が向上する効果が激安価格で得られる。長期戦になるボス戦ではがぶ飲みする価値が高いが、雑魚戦で毎回飲んでいては却って味方の負担が増えてしまう。故に雑魚相手には機能しづらいのが欠点。
調合
上記の「飲む」を雑魚戦仕様にするなら、調合「祝福のキッス」を初手で自分に使うのがオススメ。バーサク・ヘイストにおまけで分身がかかるので、アビリティ「バーサク」より立ち上がりは遅れるが二の矢三の矢が文字通り矢継ぎ早になる。材料の乙女のキッス+聖水が合わせて210ギルと格安なのも嬉しいポイント。「調合」はサポートも強力だが「飲む」や「魔法剣」感覚で割り切って使うのも一興だろう。安いとは言え買いだめが必要な点と、毎回選ぶのが面倒なところが欠点。
リボン装備
「リボン」には状態異常耐性と優秀なステータス補正に加え、物理命中率にも大幅な補正が入る。弓矢は命中率が低い武器も多いため、命中判定失敗による期待値低下や「狙う」によるDPS低下をリボンの命中補正で補えるのが利点。命中率80%の「疾風の弓矢」に間に合えば美味しいが、第三世界でずっと戦える「与一の弓」も命中率90%とたまに外してしまうため、リボン装備習得が遅くなっても十分ポテンシャルを発揮してくれる。ちなみにリボンにはバーサク耐性があるものの、上記の「祝福のキッス」ならば耐性を無視してバーサクが付けられるので、リボン装備しつつ調合係にサポートしてもらうのも良い選択肢だ。狩人と高いシナジーを誇るが上記アビリティよりABPが必要なのが欠点。

サポート面

盗む
道中で駄賃が稼げて悪くはないのだが、明確な狙いを持って盗むのでなければ下記の「ぶんどる」が良いだろう。
ぶんどる
「盗む」と違って殲滅力が据え置きなので味方への負担が少ない。ちなみに遠距離武器だろうが攻撃をミスしようがお構いなく「盗む」が発動するので絵面がちょっと面白い。
こういう矢でも使ってるのか?
青魔法
「融合」で味方をサポート出来る。パーティ編成を工夫する必要はあるが「月の笛」の起点にするのもチャレンジングで興味深いだろう。低体力なので「ホワイトウインド」はイマイチ。
時空
素早い狩人はヘイスト・ヘイスガの起点に最適。オススメ。なおクイックから2回「狙う」を通すのも火力といえば火力だが、MP消費の高さに見合っていないため今回は火力に含めていない。
調合
祝福のキッスを自分に使わず、腰を据えたサポートに徹するやり方。ボス戦だけでなくバーサクが邪魔な相手と遭遇した際にサポート型にスイッチするのが適切だろう。
白魔法
素早い狩人が回復出来るとパーティを立て直しやすいが、低体力なのでヒーラーとしての安定感・信頼感はやや低い。白魔法狩人はあくまでも補助的な立ち位置で、出来ればもう一人ヒーラーを用意したい。
召喚
攻撃魔法だけでなく「レモラ」「ゴーレム」「カーバンクル」等の切れ目を作りたくない補助を連発出来る。
操る
素早さを活かして試行回数を稼ぐ事が出来る。
捕える/放つ
誰が使っても同じ効果値の「放つ」、初手が取りやすく放った後も問題なく継戦可能な狩人はちょうどよいところ。
薬の知識
あえて「調合」を封印するならこちらで。
治癒
味方複数人が同時に状態異常になること自体が少ないが、エルメスの靴が装備できない味方の麻痺対策等に使えない事もない。
蘇生
後列とはいえ狩人自身の体力が低く、どちらかと言えば先に寝転ぶ側のジョブのためあまり期待出来ない。
警戒、先制攻撃、ダッシュ、隠し通路、落とし穴回避、ダメージ床
色々あるお役立ちアビリティを付ける係にもなれる。

オススメ転職プラン

物理アタッカー効率育成

  1. バーサク型にするならナイトで「両手持ち」、それ以外ならモンクで「格闘」を習得する
  2. カウンター型にするならそのままモンクで「カウンター」を、バーサク型は両手持ちバーサーカーで「バーサク」を目指す
    • 調合・飲む型にする場合、薬師入手までの区間のABPが余るので時魔道士でABPを稼いでもいい
  3. ロンカ遺跡で暗闇の弓矢、キラーボウを入手してから狩人本格始動、「弓矢装備」を目指す
  4. ロンカ遺跡攻略後、調合型にするなら薬師に「弓矢装備」か「格闘」をつけ、「飲む」を目指す
    • ボス戦も見据えるなら「調合」で止めるより「飲む」まで習得した方が効率的
  5. 習得した「カウンター」「バーサク」「調合」「飲む」を狩人にセットして第二世界を戦い抜く
    • 味方に祝福のキッスでサポートしてもらう場合、分身もかかってしまうためカウンター型とは相性が悪い
      • サポート前提なら「飲む*1」か「格闘」を採用したい
    • 石像相手に稼ぎを行い「リボン装備」を習得し、味方の祝福のキッス+リボン型で戦い抜くのも一興
  6. 「乱れ撃ち」を習得したらモンクにジョブチェンジし、雑魚戦は「弓矢装備」で蹴散らし、ボス戦は「乱れ撃ち」でタコ殴りにする
  7. モンクをマスターしたら時魔道士に「弓矢装備」をつけて「時空LV6」を目指す
    • 「時空LV6」習得で物理アタッカーとして99.9%完成するため、残り0.1%のためにシーフをマスターしてもいいししなくてもいい
  8. すっぴんに「乱れ撃ち」「時空LV6」をセットし「リボン」「ミラージュベスト」「カイザーナックル」を装備して完成
物理アタッカーの完成形

使い方

  1. エルメスの靴を装備したパーティメンバーに「英雄の歌」「力の歌」「素早さの歌」を歌ってもらう
  2. 時空魔法「クイック」発動
    • この際自分に「ヘイスト」をかけてもいいし、かけなくてもいい
  3. 数分待機(クイックの時間停止中も歌によるドーピングが進むため、待機するだけでステータスがカンストする)
  4. カンストしたパワーで乱れ撃ち、プロテス貫通の物理防御無視なので確定で9999×8回攻撃
  • オメガも神竜もワンパン、ネオエクスデスも運次第だが2~3ターンで撃破可能
  • ステータスは歌でカンストするのでレベル上げも不要
    • MP節約のために金の髪飾りを装備してもいいが、MPが236あればクイック3回ヘイスト1回が使えるため、よほどの低レベル進行でもなければ髪飾りも不要
もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな

サポート役育成

  1. 「時空」「白魔法」「青魔法」「操る」といったサポートアビリティを習得する
  2. 狩人に習得したサポートアビリティをセットし、適当に戦う
  3. 「弓矢装備」を習得したらサポートジョブに戻り、弓矢装備をセットして戦う

サポート役は難しく考えずに「弓矢装備」を攻撃の主軸に据えて戦えばOK。

相性のいい装備

武器

雷の弓矢
攻撃力39の属性付き武器。クレイクロウやソル・カノンといった雷弱点のモンスターが続く時期のため、狩人入手直後から活躍させたいならクレセントの町でこれだけでも買っておくと繋ぎになる。次点でアダマンタイマイの弱点を突ける氷の弓矢。炎はリクイドフレイムからの無料ドロップで入手済だろう。付け替えの手間の面倒さを考えれば、三色弓矢はスルーしてこの後入手するキラーボウ一本でも全く問題ない。
暗闇の弓矢
攻撃力43で66%暗闇の追加効果。ルゴルの村で買えるが、ロンカ遺跡で頻出の旋風魔神からレアドロップするため、雑魚戦を丁寧に戦うプレイヤーならばいつの間にか入手しがち。ロンカ遺跡では同時にキラーボウも狙えるためメイン武器としての旬はすぐに終わるが、追加効果の暗闇が優秀で、最深部のアルケオエイビス含めた多くのボスに効くため活躍の機会自体は最後まで続く。
キラーボウ
攻撃力49に8%即死の追加効果で、カウンターとの相性が抜群。カウンターを採用した狩人で戦うなら是非ロンカ遺跡で入手したい。というよりロンカ遺跡で入手しないとケルブの村までおあずけとなり、直後の飛竜の谷で更に強力な疾風の弓矢が入手出来てしまうため活躍機会が全くなくなってしまう。なお入手はハイドラからだがレア盗みな上にかなりの強敵なため、盗めるまで召喚獣「レモラ」で麻痺を切らさないようにしたい。
疾風の弓矢
攻撃力69に25%で「乱れ撃ち」に置換効果。エクスデス城で一個拾えるが、入手時期や狩人育成を考えると絶対に飛竜の谷の「プアゾンイーグル」相手に盗んで早期入手したい。こちらはバーサクとの相性が抜群。逆にカウンターだと置き換え効果が発動しない…が、攻撃力が時期外れなほど高いのでそれでも十分強力。
与一の弓
攻撃力101で30%クリティカル。汎用性・火力共に高く、カウンター型バーサク型サポート型関係なくどんな状況でも遺憾なくそのポテンシャルを発揮してくれる。封印解放直後から最終局面までずっと使っていける超有能武器。
エイビスキラー
文字通りエイビス系特攻が付いているため、フェニックスの塔で拾ったり孤島の神殿でトートエイビスから盗んでおけば、海上での巨大鳥狩りにおける狩り効率が大幅に上がる。竜の牙入手のためのドラゴンエイビスを狩る際にも便利。
アルテミスの弓
攻撃力111と高いには高いのだが期待値では与一の弓に負けており、魔獣特攻も時期的に刺さる相手が少ないためやや不遇。次元の間のボス「カロフィステリ」や「ツインタニア」、「ネオエクスデス(右下)」が魔獣なので狙って使いたいところ。エイビスキラーもそうだが、狩りの獲物にあわせて武器を持ち替える、というのがいかにも狩人らしい。

防具

ねじり鉢巻・力だすき・パワーリスト
防御性能は低いが力が上がる物理火力偏重シリーズ。パワーリストのみロンカ遺跡で先行で一個入手でき、以降はケルブの村で店売り解禁。後列で防御力をそこまで気にしなくていい狩人には噛み合った性能。この後アクセサリはエルメスの靴に、体はミラージュベストに着替えるが、頭装備は下手すると最後までねじり鉢巻になる。
羽根付き帽子
狩人が装備可能な頭装備で数少ない魔法回避持ち。「調合」や「白魔法」セットのヒーラー運用なら羽根付き帽子で少しでも状態異常対策をしてあげたい。
ヒュプノクラウン
「操る」成功率が大幅に上がるだけでなく、魔法防御に魔法回避もあり防御面も意外と優秀。ただし重量が8もあり、その重量により手数が下がる(長所の素早さが帳消しになる)ので、普段使いするなら「操る」とセットにしたい。
ダイアの胸当て
雷半減を持つため、イエロードラゴンの「稲妻」やエクスデスの「サンダガ」対策になる。主にエクスデス城で役立つ。
ミラージュベスト
戦闘開始時に自動で付く分身も嬉しいのだが、魔法防御や魔法回避も備えており防御性能も普通に高い。狩人だけでなく戦士系ジョブ全般にとって最終装備たり得る高性能な胴防具のため、蜃気楼の町で入手する1着だけでなく、孤島の神殿の「オワゾーラール」からレア盗みでもう1・2着程度は確保しておきたい。
カイザーナックル
格闘ボーナスが無駄になるものの、力が+5されるためパワーリストより強力。第三世界でも祝福のキッスを主軸に据えてエルメスの靴を"あえて"履かない戦術なら物理攻撃を貪欲に伸ばすのもアリ。
エルメスの靴
結局のところアクセサリ枠はエルメスの靴しか勝たん。

狩人のアビリティと相性の良いジョブ

動物

ランダム発動で「ナイチンゲール」による回復が最も美味しい。次点で全体必中麻痺の「モモンガ」。「ユニコーン」の全体全回復も強力だがこちらはレベル60からとかなり使いづらい。意識して使うほどのアビリティではないので『他に良いアビリティがなければ』程度で。

召喚士、黒魔道士、時魔道士、青魔道士、風水士、吟遊詩人
効果のほとんどが魔力依存のため、MP節約したい時や暇な時に回しておくと回復出来て便利。
ナイト、モンク、竜騎士、侍、狩人、魔獣使い
魔力の低いジョブでもレベル20前後であれば白魔道士全体ケアルラよりも回復量が高くなりやすい。

狙う

待機時間が意外と長い割に効果が必中のみでステータス補正もないので、基本的に命中率の低い武器以外での使い道はない。

ナイト
ブラッドソードを当てる事が出来る。「乱れ撃ち」未習得でもどうしてもブラッドソードを使いたいなら。

弓矢装備

弓矢という武器種と高いステータス補正で極めて優秀なアビリティ。詳しく記述すると長くなるため当該記事を参考にしてほしい。
82k3.hatenablog.com

乱れ撃ち

チキンナイフとカイザーナックル素手攻撃という、ピクリマにおける物理最強攻撃の鍵となる物理最強アビリティ。物理アタッカーなら最優先で習得したい。

ナイト
ブラッドソードは魔法武器で倍率半減がかからない(等倍で4回攻撃出来る)ため低魔力であっても火力が出せる。もちろんブレイブブレイドエクスカリバーといった普通の武器も強い。
モンク
ピクリマではカイザーナックル装備時の格闘乱れ撃ちに倍率半減がかからず、プロテス貫通防御無視や素手二回攻撃にクリティカルも合わさるためとんでもない火力が出せる。カイザーナックルが最速でピラミッド入手なため、習得を間に合わせれば早くもメリュジーヌ戦から無双モード突入。
シーフ
シーフ自体は貧弱だがチキンナイフが強力なので、防御面のリスクを背負っても乱れ撃ちで火力を取る価値はある。
攻撃回数が4倍なのでクリティカルが安定発動する。「刀装備」を習得してモンクに引き継ぎ、雑魚戦は『刀装備正宗蹴り』、ボス戦は『格闘乱れ撃ち』と切り替える戦法も強力。
忍者
チキンナイフ+佐助の刀も強力なのだが、Steam版ではチキンナイフ二本取得バグからのチキンナイフ二刀流乱れ撃ちという凶悪コンボが使える。
魔法剣士
本来乱れ撃ちで武器の追加効果は発動しないが、例外的に魔法剣は発動する。魔法剣ブレイクやスリプルをばら撒くと凶悪。
白魔道士、時魔道士
裁きの杖や賢者の杖は魔法武器なので倍率半減がかからない。裁きの杖は聖属性弱点に、賢者の杖はアンデッドに特大ダメージが叩き出せる。前者はエクスデス城でのエクスデス戦で、後者はエクスデスソウル相手のダークマター稼ぎで特に有用。
赤魔道士
後列武器「モーニングスター」を担げるジョブの中では(ものまね師を除いて)最も力が高い。裁きの杖や賢者の杖も状況に合わせて持ち替え可能と対応力が魅力。とはいえ元の攻撃力が高くないので弓矢装備と与一の弓で戦う方が総合力でもABP的にも合理的。
魔獣使い
鞭の追加効果が発動しないのでポテンシャルは下がる。種族特攻や遠距離カテゴリ弱点は機能するので相性が悪いわけではなく、後列武器という事もありむしろ相性は良い方。
風水士
ヤマンの鐘とティンカーベルが魔法武器で倍率半減の影響を受けない。大地のベルとルーンのベルは物理武器なので倍率半減を受けるが、隊列無視なのでこちらも相性が良い。
すっぴん
「乱れ撃ち」習得時点で素早さがほぼ最高になるため、後はモンクをマスターするだけで物理アタッカーとしてのステータスがほぼ完成。FF5が終了してしまう。

まとめ

元々強力な上にピクリマで更に価値が上昇した「乱れ撃ち」。狩人の早期マスターで是非その最強っぷりを堪能してほしい。

*1:力の薬だけ飲んでバーサク化してもらう