ピクセルリマスター版FF5あれこれ

ピクセルリマスター版FF5についてあれこれ書きます

【攻略】これだけ覚えればOK!有能「調合」まとめ

FF5において様々なアビリティあれど、そのゲーム性を象徴するかのようなチートアビリティの一つが「調合」だろう。
しかしその調合の組み合わせパターンは通りもあり、具体的に何が強くて何が反則的な強さなのかわからない人も少なくないのではないだろうか。
ここではアビリティ「調合」における個人的な有用度をランク付けし、覚えておくと便利な順に紹介していきたい。

ランクSS

汎用性も高く攻略において超有用な効果を持った調合品郡。「調合」を使うならレシピを絶対に覚えておきたい。

リザレクション

フェニックスの尾」にポーションかハイポーションを調合するだけで、白魔法「アレイズ」をも超える完全蘇生。
青魔法「融合」とも相性が良く、召喚士のようなMP消費の多い魔道士のMPを回復したついでに融合係も完全回復。このコンボを知っていさえすればダンジョン探索でMPを節約する必要がほぼほぼなくなる。MP回復がなくても『第一世界終盤から』『アレイズを超える完全蘇生を』『お安い調合材料で』使えるアドは大きい。調合係が死なないだけでパーティが半壊しても立て直しにさほど苦戦しないだろう。それほど強力な効果なので調合を活用するなら必ず覚えておきたい。

ハーフエリクサー

ハイポーションエーテルも盗みやら宝箱入手やらでいつの間にか数が集まりがち。そんな2つを組み合わせるだけでMP全回復なので圧倒的なコストパフォーマンスを誇る。普段はこちらでMPを回復しつつ、いざとなれば「融合」と「リザレクション」も組み合わせて回復していけば攻略において"MP切れ"や"ガス欠"といった言葉は無縁となるだろう。
ちなみに類似した調合にエーテル+聖水の調合版「エーテル(MP80回復)」やハイポーション+亀の甲羅の「エーテルドライ(MP160回復)」もあるが、聖水もハイポーションも大差ない安さだし「亀の甲羅」が非売品で後述の「ドレインキッス」で有用な点を踏まえれば「ハーフエリクサー」が最もコスパに勝っていると言える。

ドラゴンパワー

  • 材料:竜の牙+ポーション
  • 効果:対象のレベルに20加算

FF5のダメージ計算式にはレベルが大きく関わっており、中盤戦のレベル30前後なら一回使うだけでも火力倍率が1.6~1.7倍も跳ね上がる。しかも重ねがけ可能で、限度の99まであげれば3倍以上の火力となる。その上「格闘」をつけた素手攻撃の場合、倍率だけでなく素手攻撃力もレベル依存のため火力が倍々近く増えていく。『格闘踊り子』でレベル70程度まで高め「剣の舞」が発動すれば、「カイザーナックル」なしクリティカルなしでもカンスト9999ダメージ、両手で19998ととんでもない火力が出せてしまう。「竜の牙」が安くない材料だが火力の上昇量が凄まじいのでボス戦では猛威を振るう。
裏技的使い方として、あえて敵のレベルを上げる事で(後述の「サムソンパワー」も組み合わせて)敵レベルを確実に3の倍数にして「レベル3フレア」発動レベルにしたり、カンスト255レベルまで上げる事で「レベル5デス」を確定させる事も出来る。普通に味方に使っても強いのに、ただでさえ強すぎる「レベル5デス」を敵の初期レベルに関係なく当てられるメリットは計り知れず、数多のFF5縛りプレイでアビリティ「調合」が真っ先に縛られる理由の一つがこれだろう。

巨人の薬

  • 材料:エリクサー+竜の牙
  • 効果:対象のHP2倍(重ねがけ不可)

この薬を使うだけで耐久力が2倍、しかも戦闘中永続。FF5におけるラスボス撃破レベルは40前後であり、このレベル帯で体力が高いジョブでもやっと2000を超える程度。即ちカンスト9999の壁に阻まれる心配がないため、常に一定の恩恵を受ける事が出来る。
アビリティ「飲む」で使えるアイテム版「巨人の薬」に比べれば調合版「巨人の薬」は高額に見えるが、この強烈な効果をパーティ全員に付与出来る点を踏まえれば妥当なコストだろう。むしろ自分限定とはいえアイテム版「巨人の薬」が不当に安く、アビリティ「飲む」もまたチートアビリティであるとも言える。

ランクS

限定的だが強力な効果を持った調合群。こちらも覚えておきたい。

竜の口づけ

  • 材料:竜の牙+乙女のキッス
  • 効果:対象にボス耐性と種族「竜族」付与

この調合の使い道は2つ。一つは味方にかけ、ボス耐性で「サークル」や「ミールストーム」といった装備品では防げない致命的な攻撃を無効化する使い方。特に「オメガ」と真正面から戦う際には多くの攻撃を無効化出来るため非常に重宝する。もう一つは敵にかけて種族を強制的に竜族にし、「アポロンのハープ」や「竜のヒゲ」といった竜族特効武器で大ダメージを狙う使い方。竜族付与で大ダメージを狙いたいほど強力なモンスターはボス耐性があって当たり前だし、味方にかけてもモンスターから竜族特効攻撃が飛んでくる事もないので、どちらの目的であってもデメリット無しでメリットだけ享受出来る。

デスポーション

必中即死。即死耐性のない相手であればボスだろうとなんだろうと問答無用で即死である。タフで固い「飛竜草」、「エンキドウ」を呼んでくる3戦目「ギルガメッシュ」、HP半分未満で熾烈な攻撃パターンに切り替わる「????(封印を守るもの)」等、第二世界で特に有効な相手が多い。素材の「ダークマター」が貴重で入手しにくいため、第二世界に入る前に「プロトタイプ」相手に稼いでおくと数を確保しやすい。またデス系の即死なので「ボーンメイル」装備者の回復にも使える。調合だけでパーティを回復させられるため覚えておくと便利。

ドレインキッス

  • 材料:亀の甲羅+乙女のキッス
  • 効果:対象に威力値255のドレイン(必中)

威力値255は黒魔法「フレア」と同程度。必中かつ事実上のHP全回復効果までついているため、調合係が被弾した際の切り返しはこれで決まり。もちろん攻撃手段として見てもサポート役とは思えない火力が出せる。強力な調合品だが「亀の甲羅」が非売品で意識して稼がないと数を揃えにくいため、雑魚戦での乱発はし辛い。

サムソンパワー

  • 材料:毒消し+聖水
  • 効果:対象のレベルに10加算

上記の「ドラゴンパワー」の半分の効果だが、材料がどちらもお安い市販品なので気軽に使える。重ねがけも可能な点も含め効果自体はドラゴンパワーと同じであるため、ターン数さえかければ十分な火力が発揮出来る。

祝福のキッス

  • 材料:乙女のキッス+聖水
  • 効果:対象にバーサク・分身・ヘイスト付与(必中)

SFC版と違いバーサクでカウンター封じも出来ずそもそも強制バーサクにならないボスも増えたため、以前のような敵にかけての『守り庇う戦法』といった裏技的な用途には使いにくくなった。それでも味方にかけた際の効果は相変わらず強力無比。ヘイスト・分身はもちろんバーサクもピクリマでは価値ある状態異常で材料費も非常にお安いため、遠慮なく戦闘毎に味方の物理アタッカーにばら撒き、サポート役としての面目躍如といきたい。

エレメンタルパワー

  • 材料:目薬+聖水
  • 効果:対象の全属性を強化

大盤振る舞いの全属性強化で、中でも一番の恩恵は水属性強化。召喚獣リバイアサン」という強力な水属性攻撃があるにもかかわらず装備品では強化出来ず、水属性を強化する手段はこの「エレメンタルパワー」だけ。4体出現する「ネオエクスデス」戦では大火力の出せる全体攻撃になるため特に役に立つ。また属性付き魔法攻撃も対象になるため、エクスデス城における聖属性弱点のエクスデス相手に「裁きの杖」の聖属性を強化可能でこちらも腕の見せ所。雑魚戦でも気軽に使えるほど材料費が安いため、調合係が『青魔法忍者』等の忍術使いより先行で動けた場合にも強化してあげるといいだろう。

ランクA

頻度は高くないが覚えておくといざという時に役立つ。

エクスポーション

わかりやすい全回復効果。「巨人の薬」併用時には特にお世話になる。亀の甲羅は非売品なので使うならポーション一択。アンデッド相手には即死効果となるが、ボス耐性で防がれてしまうため注意。調合全般に言える事だがリフレクを貫通するため、「ホワイトウインド」とも好相性。下準備に使ってあげたい。

ハイポーション

900回復も中盤では十分な回復量のため、材料費の安さも相まって意外と使える。アンデッド相手にボス耐性関係なく900ダメージを取るのも悪くない。薬師自身や薬師をマスターしたすっぴん・ものまね師なら「薬の知識」で2倍の1800回復まで上がるため使い勝手が更に向上する。エクスポーションを使うほどでもない時はこちらで。

暗黒の吐息

  • 材料:目薬+竜の牙
  • 効果:対象にスリップ・混乱・暗闇付与(必中)

スリップ・混乱はおまけで、本命は必中の暗闇付与。暗闇は物理命中率が1/4になるという意外と侮れない状態異常なのだが、青魔法「フラッシュ」では命中率が低く、「暗闇の弓矢」も発動率2/3な上にエフェクトが出ないので効いたかどうかがわかりにくい。「暗黒の吐息」は必中なので余計なターンがかかる心配がなく、ネオエクスデス右上や神竜といった強敵の物理攻撃を確実に弱体化する事が出来る。

気付け薬

  • 材料:毒消し+目薬
  • 効果:対象のバーサク・睡眠・麻痺・沈黙・混乱・老化を治療

白魔法「エスナ」で解除できない「バーサク」やその他複数の悪性状態異常を解除可能。石化やカエル等が治せないが、それらのほとんどは通常のアイテム使用で治療可能。「気付け薬」とアイテムで治療できない悪性状態異常はストップ・スロウ・スリップの3つだけ。ものまね師でアビリティ「調合」だけで「アイテム」をセットしていない状況でなければお安い材料でほとんど対応可能になるため覚えておくと便利。

万能薬

  • 材料:亀の甲羅+フェニックスの尾
  • 効果:対象のバーサク・睡眠・麻痺・沈黙・混乱・老化・石化・暗闇・猛毒・小人・カエル・スロウ・ストップを治療

その「ものまね師」で「アイテム」が使えなくてもこれさえあればゾンビとスリップ以外の状態異常に対応可能。スリップはそもそも治療不可、ゾンビも聖水+聖水の調合版「聖水」で対応可能なため、万能薬のレシピさえ抑えておけば状態異常治療に関しては全く心配不要となる。ネオエクスデスが使う、複数の状態異常を引き起こす「グランドクロス」対策にうってつけ。「ディスペル」や「エスナ」だと「リフレク」に干渉してしまうため、特に「カーバンクル」等を併用したリフレク戦法を取るなら材料費の安い「気付け薬」と合わせて覚えておきたい。

ドラゴンシールド

  • 材料:竜の牙+エーテル
  • 効果:対象に炎・冷気・雷無効化を付与

一気に三属性を無効化するバリアを展開出来る。エクスデス城でのエクスデスメリュジーヌ等の複数属性の攻撃手段を持つ相手に有効。「ボーンメイル」や「さんごの指輪」等の弱点属性を消す目的でも使えるが、特定の属性だけ対策したいなら「レジスト〇〇」でも良いだろう。無効化より強力な吸収な上に材料もお安くすむ。

ヘイストドリンク

  • 材料:目薬+亀の甲羅
  • 効果:対象にヘイスト

非売品である亀の甲羅を要求されるので、魔法やアイテム版に比べるとちょっとコストが割高。それでも「ディスペル」「スロウ」等でヘイストを消されたり戦闘不能からの立て直しにおけるフォローが『出来る』のと『出来ない』のではサポート役としての質が変わってくるため、調合でもヘイストが『出来る』という事を頭の隅に置いておきたい。

ランクB

頻度が低いため使う際にネットでカンニングする程度でよい。効果だけ覚えておきたい。

守りの薬

  • 材料:亀の甲羅+亀の甲羅
  • 効果:対象にプロテス・シェルを付与

青魔法「マイティガード」はプロテス・シェル同時付与で強力だが戦闘不能になるとどちらも消えてしまう。マイティガードのMP消費が非常に多い魔法であるため、蘇生した味方のフォローにこれを使うとスマート。亀の甲羅を二個も使用するため気軽には使いにくい。

ドラゴンアーマー

同じく「マイティガード」が消えてしまった味方へのフォローに。こちらはリフレクもつくので「カーバンクル」との併用や、敵に使って青魔法習得の補助に使ったりも出来る。リフレクが邪魔になる事もあるので「守りの薬」とその時その時で使い分けたい。

シャドーフレア

高火力な無属性攻撃のため「ドレインキッス」で逆吸収してくるアンデッド相手や魔法防御が極端に高い敵にもダメージが通せる。しかし貴重なダークマターを二個も要求してくるためコストが高く、単なる攻撃目的ならドレインキッスを軸に据えたい。

ホーリーブレス

  • 材料:竜の牙+聖水
  • 効果:対象に使用者の現在HPと同じ数値の聖属性ダメージ(属性強化不可)

属性強化は出来ないが聖属性弱点を突いたり「巨人の薬」と組み合わせたりで大きくダメージを伸ばせる。似たような効果の「ドラゴンブレス」は三属性の複合攻撃だが、FF5の複合属性は属性のどれか一つでも吸収・無効化されると優先順位の関係でダメージが通らなくなってしまう。ドラゴンブレスは竜の牙2つというコスト面で見ても、片方はお安い聖水で済むホーリーブレスの方が使い勝手が良いだろう。シャドーフレアやドレインキッス等も含めて調合による攻撃は安くないコストがかかってしまうため、サポート役であってもなるべく調合に頼らない攻撃手段も用意しておきたい。

亀の甲羅割り

  • 材料:亀の甲羅+毒消し
  • 効果:対象の物理防御・魔法防御を半減(必中)

必中で防御力半減で重ねがけ可能、という効果自体は強力。なのだが「乱れ撃ち」や属性魔法剣といった防御無視がいくつかある事、そもそも高防御で困る敵がごくごく一部しかいない、の二点でほぼ使わない不遇な調合となっている。